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いってきます。
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作詞 ぽたま |
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『勉強のため国外通報』 そんな戯言吐きながら
大きなスーツケースに 荷物と不安を押し込んだ
ああそうそう これも忘れちゃダメだね
僕が淋しくならないようにって 思い出に手を伸ばす
その時 ダレカがそれを奪っていった
見上げれば 眉間に皺を寄せた母の顔
すがっちゃいけないのは ちゃんとわかってるよ
でもね やっぱりひとりは淋しいから
鞄の隅っこに ちょっとだけ入れさせて
知らない土地 知らないヒト
行きたくないと騒ぐ僕は きっとただ怯えてるだけ
ガンバレ ガンバレ たくさん言い聞かせてみるけれど
逃げ出そうとする気持ちが 前へ前へと押し寄せて
きっと僕 まだ変われてないんだなあ
勝手に舞い上がって 勝手に落ち込んで
どうしようもない僕が もうすぐここからいなくなる
同じ気持ちで帰ってくるなんて そんなの嫌だから
がんばるよ きっと ここじゃない場所で
向こうで過ごす中で 後悔もするだろう
でもきっと それを海に流したりはしないだろう
鞄につめたすべての不安を 大きな自信に変えて
向こうでの思い出と 後悔を 背負って帰ってくるから
僕の好きな鶏のから揚げ 準備して待っててね
空港のロータリー 『いってらっしゃい』と手を振る母に
『いってきます』 僕も笑顔で手を振った
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