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天國地獄
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作詞 を |
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獣道に見慣れない花が咲いている
案外蔑む必要など無いのだろう
或るのだから 此処に
現在もほら
空は恒に紫色を指して止まない
喩え貴方が喋って居たって何だって
向かって行く 其処に
未来もほら
如何生きれば幸福に成れるだとか
誰を信じれば正しく死ねるだとか
もう要らない、聞きたくない
「勿論啼いて悔やんだってもう猶予なんて齎せてくれはしない
人の所為にするなら一層、己の壱つだけの声を頼りにすれば善いのさ」
鼓動を感じたいのに・・・
窓から見える景色は何時迄
平穏な感度を保って居られるだろう
常套句を云って赦されるなら
幾らでも遣うに決まっているだろう
どんなに価値の有るものでも
美しく馨しく煌びやかなものでも
いつか必ず終りがやって来る
「謙虚さで満ち溢れる季節たちは只過ぎ去って逝く癖に
ぼくが未だ笑って居ないのはきっと今の生き様が疎ましいからさ」
辿り着きたいのに・・・
咆哮・・・
苦痛や孤独が縺れ合ってできた不幸は
きっと貴方を見護り続ける 永延に
だから甦って!
今こそ生きる喜びを
掴んで欲しい!
誓って独りでは無い
「嗚呼、生きているんだ!泪が頬を伝うからぼくには解るんだ!
たった現在の貴方の其の笑顔を、微笑みを見逃さなかったから」
「嗚呼、今を歩いているんだ!酸素を、太陽を、風を感じながら!
心が憶えて居る貴方の俤を、限りない幸せを、一瞬も忘れたりはしない」
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