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第0楽章旋律〜Good bye〜
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作詞 真織 |
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窓を揺らしたため息は
この空に白く染まって消えた
コートのポケットの中に
握り締めていた君のケー番
言葉を失った小鳥は
無様なほど空を仰いで絶えた
いつもより寒い木枯らしに
肩をすくめて静かに歩き出す
もう旋律の最期には
ピリオドをつけたのに
もう思い出すことはないと
肌で感じていたのに
それでもあなたが好きだよ
あたしのことを少しでも長く考えていて
赤らむ頬を大きな両手で
包んでくれたならば
それ以外にもう何も
いらないよ
一時的に作られた愛は
かけらになって白い景色に溶けた
傾き始めた夕方の太陽は
昼間とは違う太陽みたいだった
旋律の最期のピリオドは
剥がれ落ちていた
思い出さないなんて言葉は
ただ自分を安心させる偽語
積み重なる想いはあなたへ
あたしのことをずっと思い浮かべていて
凍える肩を温かい腕で
抱き寄せてくれたなら
もうそれだけで
なにも言わないよ
回り続けた歯車はいつしか壊れて
止まりそうな危険にも気づくこと出来なくて
かみ合わないすれ違い歯車は外れて
お互い背を向けて違う方向に進んでいく
ピリオドは砂に落ちて
あふれる涙と共に
思い出は河のように
流されてもう一度あなたの元へたどり着く
積み重なる想いはあなたへ
あたしのことをずっと思い浮かべていて
凍える肩を温かい腕で
抱き寄せてくれたなら
もうそれだけで
なにも言わないよ
なにも言えないよ
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