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行くはずだった美術館
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作詞 ●Yulli● |
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この携帯という一種記憶の中に
君の存在はひとつもない
まるであたしの頭が
君を覚えていないかのように
飛行機雲 光りの下
目を閉じて息をするの
君と過ごしたベランダ
内緒でキスした階段
愛してると最後まで言えなかった
春になると咲き出す思い出と後悔の花
あの時どんなに好きだったか
忘れたなんて嘘
最近よく目が合うようになったね
何考えてるの?
このままずっと話さないのかな
この場所で見る最後の桜に胸が痛い
行くはずだった美術館
黙ったままの君の横顔
その時さえ 別れ際でさえ
言えなかったこの破裂する気持ち
もう二度とすることはない ありがとうの口づけ
新しい春になると
やっぱり咲き乱れる思い出と後悔の花
もうこれで
君のいない何度目の春だろうか
笑った顔
ゆるんだ口元
涙で開けられなかった目
その最後の一瞬でさえも
忘れないようにって
胸の中にしまったの
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