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月の下
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作詞 oreneko |
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透明であることを
許されなかった彼女は
10月に咲いている
あの花の香りがする
小指の先には
途中で切れた赤い糸
望みを待つように
ただ項垂れている
もう 知らないうちに汚されて
知らないうちに汚されてしまったの
触れたところから腐っていく
太陽の唄を
忘れてしまった彼女は
月明かりの下
遠くを見つめてた
「お気に入りはもう
奪われてしまったからさ」
そう話しながら
涙を隠した
もう 知らないうちに壊されて
知らないうちに壊されてしまったの
さようならすら言えなかった
そう 知らないことが幸せって
知ろうとした彼女を呪った
もう 知らないうちに汚されて
知らないうちに汚されてしまったの バイバイ
透明であることを
許されなかった彼女は
10月に咲いている
あの花の香りがする…
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