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詐欺師になる
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作詞 oreneko |
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てるてる坊主は信じない
だけどあの曲なら信じれる
急に不安が沸いてきたから
苦い歯磨き粉を吐き出した
自分語りをする時は
目隠しをして暗い部屋でね
はみ出たルールに則って
すぐさま正義を盾にしよう
ほら星空は今日もキレイ
だからやたらとやるせない
心配かけたあの子には
なるべく笑顔で接したいけど
でも2,3分後の僕まで
この気持ちは受け継げるのかな
不安定がデフォルトなのに
無理に正常に憧れた
それはそれで これはこれで
どこまで真面目にやればいいの
詐欺師になる 黒い羽で
そんな妄想だけで日は暮れる
眠れない夜が続いてる
理由は思い出したくもないが
いかにも偉そうなデブのオッサン
さっきから家のドア叩いてさ
「全てよこせ お前のすべてを」
ってまだ子供の僕に言うんだ
お母さんは怯えたまま
お父さんを殺めたあの銃の
引き金を引く準備をして
「いつまでも愛してるよ」なんて
優しい顔で僕に言ってみせた
どれが過去で 未来のままで
スイッチの切り替えがきかない
壊れてるのはどこの部品?
きっと誰にも見つけれらない
それはそれで これはこれで
きっと永遠と同じ時間
刃でも拳でもない
だけど確実な凶器で傷が増えた
抑えてた何かが弾け飛んだ
疑心暗鬼と人間不信
始めから信じてなんかいない
詐欺師になる そう言っただろ
だからお前を騙したんだ
あの日見た空は赤色で
あの日見たあの子はキレイで
邪魔すんなよ これ以上はもうさ
耐え抜く自信だってないんだ
うるせぇよバカ だったらもうさっさと金だけ払え
それで平和なら安いもんだろ
詐欺師になる 詐欺師になる
金と女だけ抱いて生きてやる
そんな言葉口にしないで
って泣いたお姉ちゃんも死んだ
カルマの外 景色は嘘
生まれ変われない僕らの輪
僕に何が起こっても
あの子はずっと可愛いままで
僕の家族がいなくなっても
世界のサイクルに支障なくて
僕に何が起こっても
あのドブ川は汚いままで
僕は結局詐欺師になれない
自分の心まで騙せない
不安が来る またあの不安が
色のない影を連れてくる
そのエラーの渦に呑まれないように
僕は僕の電源を切った
二度とあの朝が来ないように
二度とあの子も見れないけど
二度目の世界はどうか美しくあって欲しい
その願いだけ抱いて空を見た
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