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ネクロポリスの女王陛下
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| 作詞 花咲雪夜 |
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死体置き場（モルグ）から伸びる蒼白い腕
誘われた（いざなわれた）なら それがわたし
迫る死の黒
滴る血の赤
屍（かばね）の白色装って
死者の都の女王陛下
世にも美麗な死の女神
どんなに言葉を飾っても
わたしは所詮屍の女
いらせられませ わたしの街へ
赤い柘榴をお食べなさい
栄華を極めた地上の覇者
髪は黄金（こがね）の王女様
わたしの瞳はあなたの墓標
ネクロポリスの女王は
ただの一人も拒まない
風とさまよう旅人達も
最後に辿り付くは 死者の都
生きるは死ぬこと
死に向かい生きる
ようこそ ご機嫌麗しゅう
死者の都の夜闇に臥せた
かつての善人悪人に
どんなに慈愛を贈っても
わたしも所詮屍の女
さあおいでませ わたしの閨（ねや）へ
赤い果実酒お飲みなさい
永き年を経た老人達
暗い瞳の若人（わこうど）も
わたしの両手はあなたの柩（ひつぎ）
ネクロポリスの女王は
老いも若きも連れてゆく
いらせられませ わたしの街へ
赤い柘榴をお食べなさい
極悪非道の大罪人
銀の鎧の英雄も
わたしの身体はあなたの墓場
ネクロポリスの女王は
ただの一人も拒まない
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