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セピアの想いで
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作詞 N. |
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悲しみは綺麗に凍ったままで
楽しかったことは泡になるのね
だから私は悲しい
今すごく悲しいの
掠れて薄くなった記憶の丈を
指でゆっくりなぞってみても
あたたかい想いでは浮き上がらない
ただくっきり想い出せるのは
あの日の別れ
悲しかったことを覚えてる
あなたの涙も感じれる
呟いた言の葉たちはすべて
セピアの写真の中で止まってる
まだ色づかないのかな
動き出さないのかな
ほんの少し色づいたのは
あなたの言葉
「君のこと――」何て言ったんだっけ?
きっと幸せなことだったわ・・・
・・・でもやっぱり、想い出せないや
掠れて薄くなったアルバムの表紙に
染みる涙の跡を拭って
やっぱり私は悲しいまま、そっと――
あなたの想いでを一緒に閉じた
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