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木の下にて
作詞 N.
何処からともなく飛んできて
大きな木の隣に植わったあなた
あたしがそっと水をやると
強がってそっと笑ってみせたね

膝の高さまで育ったとき
巨木を見上げたあとに自分を見て
「僕もいつか大きくなれる?」
そう訊いては答えを欲しがったね

あれから何十年も経って
あなたはこんなに大きくなって
あたしはだんだん小さくなって
もうすぐ死んじゃうかもしれない
そう思ったらやっぱり、かなしかった

空高くまで枝を伸ばし
それと同じだけ地面に根を張って
「僕らどっちもしわしわだね」
そう言って笑った あなたとあたし

これから何百年も経って
きっとあなたは朽ちてゆくでしょう
あたしは先に死んじゃうだろうから
傍で見守ることはできない
そう思ったけど何故か、幸せなの

今は今を過ぎてゆくだけね
だからさいごの時まであなたと
落ちゆく陽もさえずる鳥たちも
共に悲しんではくれないよ
そう思ったけど何故か、幸せなの

大きくなったあなたの下に座り―――

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歌詞タイトル 木の下にて
公開日 2009/01/29
ジャンル その他
カテゴリ その他
コメント 時の流れはそれぞれの速さで流れるから。
同じ速さで生きている、愛するひとがいたら幸せ。
N.さんの情報













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