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冬牢
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作詞 月魚 |
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手招く方
雨音は響く
悲しき歌
二人を導く
両側に延びた
道違え
憂き沈む
淡い恋
頼りなく
抱き締める腕の
切なさに
見上げた月
その彼方で
艶やかに
咲いた唇は
今際の声を裂く
儚き夜
龍笛迫りて
塞いだ胸
光を遍く
両腕に抱いた
夢違え
握り締め
突き立てた
赤々と
流れ出る命
傷押さえ
仰いだ月
その蒼さに
艶やかに
咲いた唇は
今際の声を裂く
声にならない悲鳴は
開かずの扉に
呑み込まれ
泣き出した空に
咲いた唇は
今際の声を裂く
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本作品の著作権は作詞者に帰属します。
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