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月下の楽園
作詞 月魚
手を伸ばせば届くような
白く輝く月の下に
私は立っていた

知らぬ間に悪意は束ねられ
白く冷たい視線が
この身に染みていた

夢の入り口で人の性を見る
哀しみは腐敗して堕ち土に還る
時の流れの中で生きたままに
死に逝く楽園



灯りの洩れる窓の下
懐かしい母の呼び声を
私は待っていた

求めるほどに疎まれると
気違う程遠き過去より
この身は知っていた

夢の庭先で蜘蛛の巣に掛かる
煌めく夜露が揺れて真珠を散らす
見えない糸に絡め捕られ
死に逝く楽園

銀色の月光がこの胸を射る
凍える涙を湛えて高らかに哂う
栄光は千の指に喰らわれ
消え逝く楽園

本作品の著作権は作詞者に帰属します。
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歌詞タイトル 月下の楽園
公開日 2007/11/04
ジャンル その他
カテゴリ その他
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