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透明
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作詞 月魚 |
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眠ったままの 君の横顔を
ただ見つめることしか 出来なかった
ちっぽけで 無力な僕
あの別れの 朝から
3年の月日が 流れてしまう
時間の感覚は日に日に消えて
誰も見向きもしない黄昏
帰る場所のある人の群れ
僕の存在を希薄にする
手を繋いではしゃぐ 子供達
腕を組んでじゃれ合う 恋人達
穏やかに歳を重ねた 老夫婦
嗚呼 僕は限りなく 透明になる
群れをはぐれた 雁のように
張り裂けそうな 灰色の空を飛ぶ
一人きりの 孤独な夜
灯火が消える 刹那を
もう永いこと 繰り返した
真実の絶望は酷く眩しくて
傷痕は白日に曝され
暗闇に安らぎを求め
僕は思い出に埋もれていく
君が好きだった melody
面影を閉じ込めた photograph
当て所なく舞い戻る e-mail
嗚呼 僕は限りなく 透明になる
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