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蛍が生きた街
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作詞 ж怜哉ж |
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星も見えない夜だって
孤独を踏みしめ歩いてきた
胸に灯した稲光が
仄暗い道を照らすから
透き通った純真は
煙の中でも言葉を探した
服を汚して掴んだものは
すぐに消えそうな幻で
神様に願えば叶うと 信じてた脆さ
心の水面に浮かべた 白くて小さな舟
淡くほろ甘い憧れは
不気味に光る街に飲まれた
それでも運命に抗った
手の傷が今頃、痛むよ
僕の嗚咽が零れても
歯車を壊す事は出来ない、と
誰かにとって綺麗なままの
この街にそう教えられた
空回りして吹き抜けた 風に身をゆだね
滅びそうな未来ごと 放り投げて祈る
夜を駆けてく神様は
誰かの願いを叶えて消えた
輝けなかったこの僕は
瞳を濁して虚空をただ見つめた
脆弱ながらも強く燃やした生命は
儚くもこの街の空に散っていった
そして夜を飾った…
Thank you,my glow of a firefly.
描いた明日の呼び声は
街の雑音に掻き消されて
胸に灯した稲光は
まるで蛍のような夢
一瞬だけ光って静かに消えていった
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