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TOY
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作詞 (株)リアリガ |
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とけてしまった ブリキのおもちゃ
自己修復で歪に変化
無意味なものと 知ってしまった
白紙こそが正しい選択
ほらまた今日も どこかでそっと
無機物に捧ぐ咽び泣き
ぼくらがここに 存在した日
掌の上に乗せられた
見えないのに重たすぎるもの
いともたやすく壊れるもんだ
大切にすれば ぞんざいに
無造作にすれば 儚く消えた
失ったならもう取り戻せない
転がるように遥か遠くへと
気が付いたら空へと浮上
追いかけようとして足に絡む
執着 理念 本質は欲望
ブリキのおもちゃがまた顔を出す
知らぬフリした ブリキのおもちゃ
幾千年の風化に耐えた
無価値なものは 一つもないと
辿りついたが白紙のままだ
ほらまた今日も どこかできっと
腐敗した意味に咽び泣き
あまりの脆さに 忘却の日
掌の上で踊っていた
案外どうも軽く見られて
忘れた頃に思い出すんだ
願ったのに 無視されて
粗末にすりゃ 喚き始めた
失ってからじゃ遅すぎるから
しっかり結んで絞めて壊した
気が付いたら空の彼方へ
手を伸ばそうとして飛んで跳ねた
逃亡 疑念 本質は欲望
ブリキのおもちゃは静かに笑う
無意味なものと 悟ってしまった
されど抗う 僕らは変か?
意味を残そうと爪伸ばして
剥がれた痛みを捨てて生きた
そんなものを人生と決めた
それらすべてを命と読んだ
失ったならもう取り戻せない
転がるように遥か遠くへと
気が付いても所詮不条理
しがみつこうとして足に絡む
執着 理念 本質は欲望
ブリキのおもちゃがまた顔を出す
答え無き問いが静かに笑う
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