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逢いに行く
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作詞 サブマリン |
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シャットダウンしたはず
消えてしまったはずメモリーも
気付かぬうちにバックアップをとって
またディスプレイに映し出されるメッセージ
“逢いに行く”
まるで上書きしてきた その一つ一つが
張り巡らされた回路をくぐり
あらゆる感情の中間に 僕を連れ戻す
感情線も生命線も 優れてなく
乱雑に交じり合う 掌の上
その掌で 確かに君に触れようとしている
あいにく 僕らは重ならない生き方
機械化したCPU(左悩)が 再試行を繰り返して
ただ 虚しく点滅を繰り返して
真空パックしたはず
フリーズさせてしまったはずの欲望も
気付かぬうちに自由を探し求め
また人恋しさに焦がれながら誓う想い
“逢いに行く”
当たり障りなく過ごしてきた その一つ一つが
年月というフィルターをくぐり
あらゆる出来事がほら 浄化されて流れ出す
人格や人間性も ロクでもなく
だからと言って イチからやり直せない
サイコロ振ったって 捨て身としか言えない
「遭いに行く」 僕らは闇へ向かう生き物
混在化した作用が 逆効果を繰り返して
ただ 虚しく言葉を吐き出して
“逢いに行く”
存在論や人生観も 脆くも崩れて
ただ在るのは 凍えるような日常
また掌で 微かに君を描こうとしている
「愛に逝く」 愛の狭間で溺れて…もう
「逢いに行く」 もう一度君に逢いに行く
機械化したCPU(左悩)が 再試行を繰り返して
ただ 虚しく点滅を繰り返して
また 虚しく言葉を吐き出して
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