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白い風
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作詞 空色kinoko |
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あなたが眼を閉じたらいちばんに視るものは
わたしじゃないのでしょう?
わたしが耳を閉じてすぐさま感じるのは
あなたでしかないというのに
こんな風に密着してこんな風に傾いても
最期は交ざりえないんだね
惜しげもなくだいすきと繰り返すのは
あなたの笑顔が乾かないためなのよ
一生ずっと、と口にすればあなたは
ばかみたいだ、とわらって手を握るから
あなたが羽根を持っていちばんに行く先は
わたしじゃないのでしょう?
わたしが足を折ってすぐさま抱きしめるのは
あなたしか居ないというのに
こんな風に投げてみたってこんな風に視詰めたって
あなたにはなれないってこと
わたしが泣く顔をあなたが識らないのは
世界が明日までやさしくあるためなのよ
しあわせなんだ!と謳ったらあなたが
しっているよ、とわらって眼を閉じるから
あなたが嘘しか教えてくれないのは
わたしのことばを信じ切っているせいなの
いちばんにだいすき!と云うとあなたは
「 」ことばを亡くして抱きしめた
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