|
|
|
ドラゴン
|
作詞 メリー |
|
君は旅人も踏み入れぬ
風の谷に眠っているのかい
それとも或る島国で
地底湖を悠々と泳いでいるのかい
そういったヒト共の
ある程度根拠に基づく
考察とは別としてだ ドラゴン
君は在るべきだ
そして絶対の力を持っていなくてはならない
いよいよ収まりのつかなくなった
人類を 一掃する
最後の手段は まだ残っていたのだと
知らしめるべく
おおよそ こんなくだらないイメージが
君を形成する要素なんだろう
少なからず世界に潜む 君の存在を望むヒトが
君を
恐怖の大王などと
神などと
厄介な呼び名を用いたりするんだろう
本当はそんなもの つまり 嘘だよ と
時折首をもたげる 俺の小さな憂いをよそに
ドラゴン
君は今も
その目の奥に
紅い狂気を隠し持っているのかい
いつか 翔びたつ刻を窺っているのかい
|
|
|