|
|
|
それ
|
作詞 メリー |
|
その辺 一帯
足元にころがってる
入手は簡単と思いきや 意外と
見た目が石ころと似ていて
まぎらわしい
口癖は「どうせ」
故に 会話が噛み合わない
しょうがない
「どうせ」 それだもの
いつもは死んでるよう でも
たまに呻く それを
僕と呼べぬなら 何と呼べよう
新しい呼び名なら そう
君が考えといて
恐らく前世はバクテリア
欠如してるのは
才能でも 野望でもなくて
場への適応力
まめに 水をやってれば
一応 つぼみをつけるよ
でも咲く前に腐る
そういや さっきから動かない
もう死んだかも それ
と思いきや
蚊の鳴くような声で
「死ぬ前に一口 文才をください」
ただ誰も聞いてない
やはり 「どうせ」 それ 故に
|
|
|