|
|
|
リアルラブ
|
作詞 メリー |
|
なぜ この二人だったのか?
実は大した理由なんて さらさらで
きっと アミダかダーツで決められた
偶然と気まぐれのお話
平凡なレール 歩くのに夢中で
気づかずに 青春を突破してました
「早く孫を抱きたい」 なんて懇願も
圧力以外のなんなんだ
ある夜の 男女合同コンパ
焦りと 妥協と 好奇心 それに
いつもより過剰に摂取したアルコールに
身を任せてみると 楽だった
―でも
自分とちがう 異性の
髪 指先 唇 そして見知らぬトコロが
想像より ずっとずっと すばらしくて
朝が来るのも忘れて夢中で 二人身体をかさねた
動機は不純 でも 心は純粋で
そのぶんすら補えると 迷いはなくて
これが愛情だって お互い信じてた
「一緒に暮らそう
おじいさんと おばあさんになろう」
そして 結ばれた
―でも
そんな愛情 続くわけなくて
広がってく歪みも 気づかないフリ
結婚式で披露した フォークギターも
日を重ねるごとに 埃に埋もれてった
あの時は あんなに泣いてくれたのに・・・
幸か不幸か 子供はまだいない
そうして 二人は別れた
―なにもかも 夢の如し
すべて 消え去った―
―でも あのとき
確かに二人は幸せだった―
皮肉なもんね もう二言三言
声かけてたら それはそれで
変わってたかしら?
運命の赤い糸なんて よく言ったもんだ
鎖ならまだしも・・・ そう
「糸」 故に切れやすい
もう 未練なんてない
僕らは 今 終わった
さて
最初からなにもかも ご存知の上で 出会わせた
悪趣味な神様に 挨拶でもしにいこうか
|
|
|