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モルモット
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作詞 メリー |
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君を 守る
君を 守る
僕の残された時間はもう
それだけのために遣うと決めた
正当を知らない 子供達は
不条理を不条理と 感じることもなかったけど
教主様の拷問も 実験室の血のにおいも
もう 僕らとは何か ちがう世界のお話なんだ
だから 安心して
休めばいい 眠ればいい
ぼくは もう いない
生を受けた瞬間から 一生が定められた
僕らモルモットが 必死で掴んだ
ちっぽけな それでも 最初で最後の真実
君を 守る
君を 守る
僕の残された時間はもう
それだけのために遣うと決めた
切り刻めばいい 焼けばいい
この腕が千切れても 足がもげても
君が 眠りに 堕ちるまで
誰も君に 触れさせない
もう ふたり あえない
愛情も 悦びも
何もあげられなかった僕だけど
君の最期のひとときだけは 安らかな場所を 用意してあげるから
裏切りの罰も 僕が君のぶん引きうけたから
すでに 四肢の感覚はない
もう 目も見えない
君はもう眠ったのかな 安らかだったのかな
薄れていく意識の中でも
浮かぶのは もう 君のことばかりだ
生を受けた瞬間から 一生が定められた
僕というモルモットが 必死で掴んだ
ちっぽけな それでも 最初で最後の真実
もう何にも 揺るがれない
「君を 安らかに 死なせてあげた」 という真実
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