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別れ桜
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作詞 メリー |
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季節外れの 春の雪は
まるで 桜のようで 胸にくるものがあります
君が夢を語ってくれたときから
僕が傍に居ても それを妨げない方法を
ずっと考えていたけど
ごめんね 見つからなかったから
僕はさよならと 告げるしかなかったのです
とはいえ 泣きそうな君がとても愛らしくて
今も 決心が揺らぎそうです
ちょっとした仕草に 君が隠し持った
本心を見抜くのは へたくそだったけど
もう君の 邪魔だけはしないって決めたんだから
咲かなかった 恋だったけれど
「忘れたくない なかったことにしたくない」
僕が今心から そう思えるように
いつか僕といた季節が
「良い思い出でした」と 言って貰えたなら
そんなに嬉しいことはありません
好きそうな店や 良く使っていた絵文字
ふとしたことで 不意に
「ああ こんなに君を知っていたんだ」って
自覚した瞬間 こみ上げるものが やけに切なく 負けそうです
本当は まだ君が
他の誰かに どうこうされたらって
考えると 壊れてしまいそうなくらい
愛おしくて しかたないのに
今はただ 桜の中に
立つ君が とても綺麗で 大人びて映って
愛しさも ぐっと堪えてこう思えるのです
「ああ 君で 本当によかった」
他の誰でもなく 君だったから
桜風は あたかも君が
僕の見た 春の幻とでもいうように
姿を おぼろにしつつ
しずかに澄み渡ります
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