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「月物語」
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作詞 椎橋花子 |
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長い黒髪を夜風になびかせて
月を見上げる姿は
いとうつくしう
気丈に振舞う姿は
けうらなる
葉月の十五夜近くの月の夜
月を見ながらかぐや姫は
とてもひどくお泣きになる
人の目も隠しなさらずお泣きになる
死んでしまいたいほど別れを惜しんで
狂い泣いたかぐや姫
恋しからむ
「我こそ死なめ」
こんなに悲しい別れなんて
地球(ここ)に存在するのを怪しがりて
不安で貴方に縋ろうとしたのに
きと影になりぬ
「許さじとす」
貴方の居ない人生を送るなんて
私がもしかぐや姫ならば
月の都へ早く連れてって欲しい
狭苦しい地球(ここ)に厭きたから、
私が月の都へ行くというのなら
誰が血の涙を流し悲観にくれるのでしょう?
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