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ポジティブ・ランナー
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作詞 maki |
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聴き慣れたアラーム音で目が覚める
寝ぼけ眼擦りながら「あれ?今日学校だっけ」
白く吐き出される息
浮足立つ街並みを少し軽蔑してみたりして
『いいこと』なんて毎日あるわけもなく
胸を押さえてうずくまる 立ち止まりたい
それでもやっぱり今日は特別な日
空が青くて
目を閉じると風が頬をすり抜けていく
たったそれだけのことで 体が軽くなる
駆けだせる
君のもとへたどり着けば
周りのものすべて愛しくて 世界は優しさで溢れているような気がした
ある日突然物事には終わりがあるって知った
考え込めば考え込むほど頭痛は酷くなってゆく
「いっそ辛いことばかりだったなら終わりなんて怖くないのに」
そんなこと考えてみたりしたけど 結局辛かったことだって
今じゃ全て幸せに変わってるっていうのに
前の私は きれいごとなんて大嫌いで でも
終わりがあるって知ったら そんな考えさえ悲しくなった
そんな風に思えるようになったのも 君が隣に居てくれたからだよ
愚痴言って 喧嘩して 馬鹿して 笑い合って
かけがえのない存在だってわかってるのに「嫌い」いつも言ってしまう
出会って 別れて 止めることもできずに時は流れるけど
私はいつまでも 前を向いて生きていきたい
かけがえのない日々にはもう戻れないから
それが大人になるということだから
寂しくなった時に 鳴らす電話 その向こうの君
変わらない声に 思わず皮肉言ったりして
微笑みもらしながら 窓の外 飛行機雲見つけた
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