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八月の雨
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作詞 ZENAS |
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壊れそうな心のまま
君を抱きながら思っていた
"今が思い出になるとき 私は誰を愛しているんだろう?"
目を閉じた瞬間 研ぎ澄まされる五感
身体ごと遡る時間
かき集める記憶は切なさだけを残した
八月の空が落としていった 悲しみの粒に打たれて泣いていた
永遠を願った日々は
色褪せてセピアに映る 心の中のフィルム
"ごめんね"と言う君に 言えなかった 何ひとつ
"ありがとう"なんて言葉聞けなかったあの頃
望み繋いでいた約束の言葉は
消し去れないまま残っていたけど
時は過ぎ強い思いは形を変えて
心に積もっていく 優しく暖かく
八月の雨が呼び覚ました 君に全て預けた真夜中の 通り雨
打たれて打たれて 泣いてた
思い出になったんだと気付いたら 泣けた
八月の通り雨 濡れたアスファルトに浮かぶ残像
街を彩る大きな花たちはいつしか しぼんでいく
八月の空が落としていった 悲しみの粒に打たれて泣いていた
雨上がりの街 悲しみの雫は光り 消えていく
歩き始めた私は 昨日と 少し違う
打たれて打たれて泣いてた
過ぎ去りしあの日の雨は彼方へと消えて…
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