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寒空の下で、さようなら
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作詞 αベース |
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寒空の中に
カラスが一羽 飛んでくよ
寒空の下で
僕は最後のありがとう
カラスの鳴き声が
寒空に響くなら
そろそろ帰らなくちゃ
小さく手をふって
あっという間だった
きっと最後の夏休み
あの日の花火を
君は覚えてるかなぁ
ユキムシさえ見えなくなった
溜め息がこんなに白くて
思い出は温かいのに
心の中
空風が 冷たすぎて
カラスの鳴き声が
寒空に響くなら
そろそろ帰らなくちゃ
小さく手をふって
忘れてしまうのが
少し怖かったから
明日のことを忘れた
――また明日
いつだったか 僕は
君が隣にいてくれると
本気で信じて
本気で君を怒らせたよね
雑草に霜が降りて
路面が少し凍りだして
これがもし去年の今頃なら
心の底から
思いっきりはしゃげたのに
カラスの鳴き声が
寒空に響くなら
そろそろ帰らなくちゃ
小さく手をふって
忘れてしまうのが
少し怖かったから
明日のことを忘れた
――また明日
忘れてしまうから
悲しすぎるから
忘れてしまわぬように
――また明日
悲しいこともあったけれど
それ以上 有り余るほど
楽しいことだらけで
それだけで それだけで
過去の写し鏡みたいな
未来を信じてた
だから笑顔は難しいけど
また明日 また明日
冬が来る少し前に
去ってしまうから
小さく手をふって
――また明日
寒空の中に
カラスが一羽 飛んでくよ
寒空の下で
僕は最後のありがとう
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