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淋しさは秋空に
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作詞 朝陽夕夜 |
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長い道路を走っていた陽炎を
涼しい風が痕形もなく浚ってゆく
破壊的なカオスの波が
過ぎ去ったあと
残るのは優しい思い出だけ
淋しさは秋空に
溶けてゆく
君がいた夏が
嘘かのように遠くなる
「愛してる」「一人じゃない」
言い合えた季節にさよなら
見上げた世界は果てしなく
流れる時間(とき)は止め処なく
聴き慣れた歌が
街に響いて
古ぼけた君の写真を眺めた
僕は一人でも
大丈夫さ
君は優しい誰かを
見つけるといいな
僕であって欲しかったけれど
届かないから微笑んだ
淋しさは秋空に
広がってゆく
眠れない夜に
想い馳せるのは
二人過ごした
暑い季節だけ
僕は一人でも
大丈夫さ
君は誰かを求めるから
どこかで僕らを繋げる空に
ハサミ入れて 切り離そう
二人が飛び立てるように
ほら 枯葉が舞い落ちる
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