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Bm
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作詞 愛弓歌 |
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あの人がいなくなってから
ちょうど一年ぐらい経って
当たり前のように桜が咲き
当たり前のように桜が舞った
相変わらず二人笑いあった部屋は
くすんだモノクロを纏っているけど
カーテンの波打ち際にはほろりと
色彩が舞い込み 零れて 明日を急かす
君から貰ったギターをそっと
痛みを刻むように鳴らして
のどやかさのささめきに溶かす 溶かす
永遠の終わりを終わらさぬように
あの人がいなくなってから
胡散臭いほど泣いて嘆いて
当たり前のように四季は流れ
痛切な記憶も色褪せだした
相変わらず少し散らかった部屋で
悲劇のヒーローを演じているけど
注がれる日差しは今日も鮮明で
記憶は薄れて かすれて 現が包む
埃をかぶったギターで鳴らす
Bmに痛みを乗せて
桜色の反射に揺らす 揺らす
幸せを無意味に終わらさぬように
永遠の終わりを終わらさぬようにと
あの日々の痛みを浮かべた唄は
鮮やかな彩りを心地よく歪めて
独りよがりに世界の輪郭をぼかす
君から貰ったギターで鳴らす
Bmにあの日を乗せて
その先に未来図を探す 探す
愛してよかったと思えるように
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