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作詞 Jabby |
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例えば自分の部屋とか
例えば夕方の空とか
例えば思い出の中とか
そんな何気ないところに 空しさは降り積もっていって
明日の過ごし方とか
夕飯の献立だとか
返信のメールを打つとか
そんなありふれたことさえ 考えるのをやめたくなって
そういえば去年までは もっと笑ってたっけな
それも忘れた気がして 短いため息をつく
遥か高く遠い空まで 飛べると信じていた頃は
自分が大きく見えすぎて 青写真ばかり描いてた
そんな幻想は燃えながら 煙になって街に溶ける
あとに残された灰の僕は 冷たい風に吹かれるだけ
昔やりたかったこととか
今やってみたいこととか
これからやりたいこととか
そんな普通のことでさえ いつの間にか曖昧になって
そういえば明日からは また仕事だったっけな
何も感じない自分に 少しだけ嫌気が差す
暗くよどんだ低い空を 遥か遠くに感じる今は
沢山のものを失って その残骸の上を歩く
行き着く先さえ分からずに それでもただ前へと進む
何百万の人の中で また何かを失いながら
そういえば来年には 何をしているだろうな
それすら想像できず ただ空しくなるだけで
遥か高く遠い空まで 飛べると信じていた頃は
自分が大きく見えすぎて 何でもできると思っていた
そんな夢を見てる間に 周りは現実に染まって
あとに残された白の僕は 街の煤に黒く塗られていた
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