|
|
|
301
|
作詞 夕木蚕 |
|
ドアを開けて荷物放り投げ
重い体 ベッドに横たえた
古くなった輪っかの蛍光灯
ほこりまみれ なんだか暗いや
小さい頃は 天井見上げ
夢を無限に膨らませて
吊るされてた 蛍光灯が
天使の輪にも見えたもんだけど
光へと伸ばしていた その手はいつの間に
眩しさに顔を覆うようになったんだろう
明日は磨こう
寝起き眼をこすりつつ
鏡の中 覗き込んだら
愛想笑いを練習してる
社会人の男が今日もいた
心からの 笑顔なんて
前は九九より簡単で
勉強苦手だったあいつでも
笑顔だけは一流だった
未来へと続いていた その矢印は今や
上司の前で何度もペコペコしてる
今日も笑えないや
愛で争い 夢を忘れた
そんな僕も大人だけれど
愛や夢を 誇らしげに語る
あの頃に戻ってみようか…
世界中が愛で満たされるように
子供たちの瞳が濁らないように
花や草木が美しくありますように
鳥がいつまでも空を飛びますように
まずは部屋を明るく
次に笑って
そして歩こうか
|
|
|