|
|
|
野球少年と少女
|
作詞 雅+稚 |
|
誰もがお洒落に励む中
いつだってあなたは泥んこで
黄ばんだ白に身を包み
くしゃくしゃに笑って顔を振る
馬鹿だねって小突いたり
みんなと一緒にからかったり
一度も素直になれなかった私は
そんなあなたが誰よりも輝いて見えたよ
三番目の蛇口、あなたの水道
本当は知ってたけど
夕焼けの中では私だけの場所
あなたも知ってたんでしょう?
大きくてボロボロになった掌
臭くてピカピカなグローブ
面倒くさそうに強がるくせに
不器用で頑張り屋な性格
そんなあなたが誰よりもずっと好きだった
茜色に染まったあなたを見て
何度も後ずさって逃げていた
汗まみれのジャージ姿で
あなたに会いに行くのが恥ずかしかった
二番目の蛇口、あなたの隣
本当はいつもここの場所へ
夕焼けの空は私たちだけの場所
あなたも知ってたんでしょう?
そんなわたしをあなたも誰より好きだった
そんなあなたを誰よりわたしが好きだった
そんな二人を誰もが笑って眺めてた
|
|
|