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A photo
作詞 心恋
君と過ごしたあの春は過ぎて
もう、何枚のカレンダーをめくっただろう
どれだけ街に帰っていないのだろう
目を瞑ると鮮明に浮かんだ故郷(まち)の様子も
もう、おぼろげにしか思い出せない

部屋の片隅に置かれたキャリーバック
かけっぱなしの音楽
玄関には脱ぎ捨てられた靴
机の上には君に送るポストカードとペン
これが今の僕の居場所

懐かしい潮の香りを夢に感じて
懐かしい蒼い空を仰ぎたい
そう思ってもまだ帰れない
故郷(まち)に
君のもとに

君と過ごしたあの春は過ぎて
今は夏がそっとやって来ようとしている
あの日からいくつの季節が巡ってきただろう
両手じゃ数え切れないかもしれない
思い出すと何だか哀しくなった

部屋から見える小さな公園
揺れる2つのブランコ
聞こえてくる学校のチャイム
小さな机の上には君と写った写真
色あせたそれはどこか寂しく見えた
これが僕の今の居場所

この街のどこを見ても
君との思い出はなくて
君の存在は一枚の写真でしか感じられない

懐かしい潮の香りを夢に感じて
懐かしい蒼い空を仰ぎたい
そう思ってもまだ帰れない
故郷(まち)に
君のもとに

本作品の著作権は作詞者に帰属します。
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歌詞タイトル A photo
公開日 2007/05/26
ジャンル 詩(ポエム)
カテゴリ 恋愛
コメント 久々の投稿です。切ない感じを目標に仕上げてみました。
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