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てがみ
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作詞 感謝 |
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昼下がりの午後 氷と紅茶が音をたてた
溶け始めたんだろう 表面に汗をかいてた
その横に途中書きしたままの紙まで濡らした
お陰で滲んだ黒インク 字はもう形もなくなってしまった
次から次へと契っては くしゃくしゃに丸めて
辺りは散らばった紙くずの山となって埋もれて行く僕
まだ 手紙とは呼べないこの文書は
まだ 時間は掛かりそうなんだよ
君へ書くことの言葉探せば途絶えちゃって…
君に渡せないのは言葉では表せられないこと
真っ暗な部屋で 小さな灯りをつけた
グリッド線の記された紙を広げて一呼吸
シャープペンを走らせて耳を澄ませ落ち着かせた
君のねかわいらしい声 やさしい顔を思い浮かべては
揺さぶるのは僕の心の中 震えてる僕の手は汗かき
君に渡すはずの手紙をうまく書くよ期待はダメだよ
もう 封をのりづけたこの手紙は
もう 君の元へと届くんだろうな
僕の手元から離れて君の元へと飛んでくー
言葉数の少ない手紙でも手紙と思い読んでほしい
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