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ソメイヨシノ そこはかとなく
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| 作詞 reddo |
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私が 自分を愛してみようと思ったのはね
貴方が私を愛してくれたから
私が 自分を信じてみようと踏み出せたのはね
貴方が私を拾ってくれたから
貴方に始まり 貴方に 終わる
貴方のお母さんの具合が悪いって 聞いただけで
もう死にそうだった 私
他人の しかも その親御さんを こんなに心配するなんて
だって貴方が元気がないから
それなのに
皆にやさしくするから
いつも胸がぎゅってなって
苦しかった
いつも無愛想なくせして つらいときほど 笑う貴方が 憎めなかった
もっと自分を大切にしなよって 何億回叫んだかわからない
自己中で自分第一主義だよ 私は
どんな幻想を抱いていたか知らないけれど
いつもあのやわらかい笑顔で
貴方は私をみて 「何言ったって，やさしいよ」って
優しくない心を どうしたって優しく変えてくれる 魔法みたいな
貴方があんなふうに優しい人間に育った理由を
いつも貴方のお母さんに見ていたよ 会うたび
愛されてるから 愛し方を知ってたんだよね
貴方のことだから
きっと桜を待ってたはず
一緒に 見たいって
きっと桜を見上げてたはず
貴方のお母さんは人を助ける仕事をしていたね
いつも疲れているのを見ると 寂しくなるって いっていたね
どう考えても 見た目から
そんなこと考えてるように見えない貴方は
色々な人に誤解されていたね
ほんとは 優しいのにね
私が この仕事を選んだのは
あのときの 貴方の一言
あれは誰にも秘密
それ聞いて涙出る想いで
たいして良くない頭をフル回転して受験してさ
あっというまに過ぎて
仕事に なった
周りの子の職を志した動機は口々に美しいものだったよ
浮いてたなぁ
でも 私は言わなかったよ
だって
いま考えるとすごく不純な動機
貴方に始まり 貴方に終わる
この感情の
出発地点も 終着地点も
きれいで やさしい 儚い 桜みたいな 貴方だってことに
私は
誇りを持ってる
今年も桜は綺麗ですか
貴方は 誰と見てるかな
そこにも
あのソメイヨシノは咲いてますか
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