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神様郵便
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作詞 reddo |
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そうしてまで生きていくことを忌み嫌って
関係のない人たちに当り散らして
関係を作ろうと尽力してくださった素晴らしい人たちの手を
丁寧にさりげなく 避けて歩いては
「もう平気よ」
と笑顔でいいつつ 目の前の絶望に 手際よく 挨拶をしたりなんかして
もうあの日の私には戻りたくはないし 戻れないだろう
若かったあの日には リアルに戻れないだろう
どうかかなうなら
許して
どうか許して
あなたを愛したことすら
忘れたいと願って なかったことにして逃げ出した
私を許して
ここまで生かされた事実に
感謝しなかった私を許して そして 戒めて
でも神様 切手は一枚しかないの あの人も送れないでしょう
返信はいらないの
そんなために送ったんじゃないの
私はただ
自分勝手に届けたいだけ
愛される資格なんて とうにないの
最後まで
私らしく 我がままでいたいだけ
神様
いつか あの人を抱きしめてくださるときは
神様 お願い あの人に伝えて
代わりに届けて
腕のなかは とても温かくて
身寄りの無い私にも家族ができるって 初めて泣いた夜も
あなたにおかえりをいえた午後も
やっとぎこちなく笑った私を 必死で守ろうとしてくれたあの背中も
すべてをこのむねに抱いて これからは違う誰かも愛していくって
そう決めた朝もあったって
あなたがちゃんと道踏み外さないように
未来をつくってくれてるって
踏みしめて歩いているよ?
居心地も 眺めも
今は そう悪くは無いよ?
そう
腕のなかの温かなひとに伝えて
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