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華憐
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作詞 E-L-E |
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蓬莱の飾りし壇に 積み重ねるは蝶の屍
寡婦は金色の空眺め「憐れなり」と羽を屠る
照り映える川辺から飛んだ 羽の無い蝶の群れ
屡鳴く雨の中に佇み 現世を謳歌する
永しえの玉響 繰り返す刻の中で
大地は廻り続ける
空と海は沈み陽炎が射す閻浮
新たな白亜の創世へ....
神社の片隅に霞む 全てを見やる九尾と
霜雪の少女笑い乍ら月色に染まり消えた
狂歌唱え 蝕み逝くのは 偽善という言の葉
啄む鳥を握り壊して 手向けの桜舞う
紅蓮の大地はいつか豹變し
海嘯が地を染めた罪詩
慈悲心鳥が鳴く新たなる罪の演舞
魂は風となりて....
照りつける太陽から降りた
羽の無い蝶の群れ
啄む鳥は羽を失い
月へと堕ちて逝く....
哀歌を口遊む赤い眼の少女
黒い空眺め廻り続ける
何も無い黄泉路 現世重ね
新たに天つに書き記す....
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