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大好きだったあなたへ
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作詞 優菜 |
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気づいてほしい だとか
分かってほしい だなんて
それはあまりにも
贅沢すぎる願いだから
当たり前のような日常を
あなたのそばで生きられることを
私は唯一 願ったの
でも 本当はね…
それが一番 贅沢な願いで
当たり前のように あなたが存在していたこと
何よりの幸せは
いつも近くにあったんだ
失ってから気づいた だとか
もっと一緒にいたかった だなんて
それはあまりにも
残酷すぎる気持ちだから
後悔したくない一心で
差し伸べられた優しい手を
私はきゅっと 握ったの
でも 本当はね…
傷つくことを 頑なに恐れて
現実から逃げてばかりいた 自分の弱さを
受け入れられずにいた
言い訳でしかなかったんだ
前髪より
少し上のほうを触りながら
照れたようにうつむくあなたの笑顔が
どうしても 私から離れない
これは罰なのでしょうか
それとも あなたが残した
いつまでも消えない 痛みでしょうか
あなたを忘れたいのでは ないのです
あなたを思い出にしたいわけでは
ないのです
あなたを思い出す私の心が
苦しくて 苦しくてしょうがない
だからいっそのこと
心にしっかりフタをして
だれも触れない 覗かせない
私でさえも解き放てない
ずっとずっと奥底に
生かし続けたい
ただ…それだけなんだよ
もう二度と 届けることは許されない
あの時
伝えられなかった気持ちを
今ではきちんと 言葉に変えられるのに…
春の風が 私の心をそっと揺らした
大丈夫、元気だよ だなんて
心にもない嘘も
きっとあなたは お見通しなのでしょう
立ち止まってる場合じゃないよ と
背中を押してくれた気がしたの
進んでゆかなくちゃ
ゆっくり 一歩ずつ
きっと 大丈夫
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