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あの日描いた空
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作詞 美卯 |
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街を歩いていたら ふっとあの頃
聴いていたオルゴールの音を思いだした
何だか切なくて悲しくて虚しくて叫び出したくなった
あぁ あの頃どんな感じ方をしていたのだろう
砂浜で子供達が砂の城を必死で作っていた
僕の瞳にその景色はとても輝いて見えた
あぁ きっとあの頃全てがイノセント・ワールド
サヨナラも告げずに見えなくなってしまったんだ
いつでも飛べると僕等は信じていた
あの頃の僕等は夢見たピーターパン
夢と希望を胸に抱いて逃げないように
そっと抱き締めていた
あの日描いた空は色褪せてしまっているのだろうか
Wow・・Wow・・・もう空を追いかける力はない
今ではもう飛べないピーターパン
小さな世界観に僕等は当てはまらないくらいに
大きくなっていた
ページを開けた瞬間の胸の高鳴りもきっともう感じなくなる
一日が終わる度に僕等は昨日とはまた違った自分に変わっていく
大切にしていた光もいつかは手放さなくちゃいけない時がやってくる
あの日描いた空が別の色へと姿を変えていく
心の奥で生まれた新しい色を塗って僕等は成長をしていく
Wow・・・Wow・・・まだ最終章なんかじゃないよ
息を切らせながらただ見えない未来に走っている
ここからが新しい序章の始まり
僕等が辿る道はもう夢の島ではないけれど
理想郷とは呼べるものではないけれど
僕等は其々居場所を見出しては生きていく
あの空にはもう還れはしないけど
あの日描いた空はいつだって心のキャンパスに残っている
大丈夫 僕の空は汚れてしまうわけじゃない
錆び付いた手で新しい色を足していこう
キャンパスに描いた少年に今は別れを告げる
そして いつかまた何処かで逢える事を待ち望む
あの日過ごしてきた想い出と共に
あの頃僕等は確かにピーターパンだった
きっと きっと 忘れないよ
あの日描いた空を
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