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鍵付きの心
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作詞 登華 |
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何故今宵もまた
貴方が微笑む夢を見るの
それは蜃気楼の様にゆらゆらと
儚く消えてしまうのに
貴方を想う度に
私の中の蕾が紅く色付いて
花にならぬ運命(定め)でも
徒(いたずら)に枯れてしまわないで
夢なら何時かそれが消えてしまっても
想いを止められない
何時か貴方に似合いの花が咲いても
私は夢を見る
誰も触れられぬ
砂の城で一人想い続ける今
硝子細工の様に何時か
粉々に壊れてしまっても
私が願う度に
蜃気楼の彼方(向こう)に貴方の姿が見えて
喩えそれが夢幻でも
不意に滅してしまわないで
夢なら何時かそれが消えてしまっても
想いを止められない
何時か貴方に似合いの花が咲いても
私は夢を見る
想いを箱の中へ仕舞った
二度と開かない様に
そっと鍵を掛けた音が今響いている
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