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一人待ち
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作詞 絵描き屋 |
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影が迫った部屋は
ただ、しん、と静かで
沈黙が鼓膜を押すのです。
薄闇が染みる部屋は
ただ、そわり、と寂しげで
寂寞が胸を押すのです。
握られた電話は繋がれず
何も考えていなくても体は貴方を求めて
ひたすらコールを続けているというのに
傍に居て、ずっとずっと
泣き叫んで貴方に縋りつけたなら
どんなにいいだろう?
闇に沈んだ部屋は
ただ、ひた、と冷たくて
寒さが背中を押すのです。
月が無い新月の夜に
涙すら流せずにひたすらに息を潜めて
小さくなって震えているというのに
離れないで、もうこれ以上
泣き叫んで貴方に縋りつけたなら
どんなにいいだろう?
広すぎる部屋玄関の先に
貴方の姿だけを延々と待ち侘びて
膝を抱えて眠りにつけずにいるというのに
置いていかないで、お願いよ
泣き叫んで貴方に縋りつけたなら
どんなにいいだろう?
離れないで、もうこれ以上
泣き叫んで貴方に縋りつけたなら
どんなにいいだろう?
傍に居て、ずっとずっと
泣き叫んで貴方に縋りつけたなら
どんなにいいだろう?
傍に居て 離れないで・・・
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