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赤毛の犬は飛んだ象の夢を見る
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作詞 souzou |
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赤髪の犬が 焼かれた森に住む 医者の遺物から
見つけた薬指のリングをくわえ 西風のなびく方へ 彷徨い歩いていく
太陽と夜がおぼろに混ざる場所で
邪魔をするのは下品な七色 人工的なネオンに
通り過ぎていく黒い輪郭 犬の影だけがなぜか鮮やかで
そこに咲いたのは 枯れたアンボビウム
踊るクロバエと痩せた赤い犬
思い出すのは 昔住んだ村
ゆれる深緑 さらさら小川 星屑の余韻
くわえた指輪が口笛を吹かせ
静かな廃墟街 か細く震えていく
赤髪が流す涙の意味は砂漠にさらわれ
二度と戻れない水色を汚していった
そこに咲いたのは 枯れたアンボビウム
踊るクロバエと痩せた赤い犬
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