ご自身で作詞された歌詞を「うたまっぷ」で発表するコーナーです。皆さんのご投稿をお待ちしております!
無料歌詞検索・うたまっぷトップへ
 人気投票
 コメントを書くコメント 3 件

無料歌詞検索・うたまっぷトップへ

「真夜中ブック」
作詞 souzou
例え話しから始まる言葉 一つの人間を歩かせる物語
並んだ真夜中ブックとりだして深い場所が眠るまで読み続ける
コーヒー温度が体温を下回る頃まで 意識が微々たる風に消されるまで
夢の回路が開通されるまで 生きる貴方に目を落とす

そして 突然 始まる 

理科室の人体模型は気にも止めていなかった知人の顔 
喜怒哀楽を語る表情に 無関心なぼくは遠のいていく

いつの間にか季節は冬 通り雨が平行線の雪に変わる
底抜けの足跡をたどると見つけた春は黄緑

巨人が描くキャンバスは夜空
そこから絵の具が床に垂れ 小人のぼくは黒い皮膚になった

水場を探し歩く途中 綿ぼうしタクシーと出会い運ばれる
美味しそうな匂い 吹き上げる
腹べこ虫が鳴って ホワイトシチューの湖に飛び込む
マーブル模様を作りながら泳ぎ食べる

マッシュルームはマジック奏でて ぐんぐん背が伸びていく
空に逃げた風船を掴んでも足りず 円球を突き抜けていく

太陽は熱が伝わらないほどの距離にあって ロウソクのよう
ハッピーバースデーと言って吹き消すと クラッカーの音が響いた

銀河は洗濯機の速度で廻りだし清潔に洗い流され
透明な闇はジェットコースターになって
寒気と吐き気がドクドクと心臓を脈打たせる

想像では楕円形の宇宙 端っこを見たくて地球に火をつけた
安心する炎は辺りを歪に照らす

ぼくの半身が燃える 死臭はゴムの臭いがした
気付くと合成樹脂の体でできていてる 人体模型だった
痛みがないから怖くない 火遊びしながら灰になるなら
何億年経ったらキレイなダイヤモンドになって欲しいと願うよ

そうして次々輝きだす星クズに頬笑みを覚えたぼく
このまま廻り続けるのかな 目を閉じると薄い目蓋は朝日を届けた

そして 突然 終わる

本作品の著作権は作詞者に帰属します。
掲示板、
ブログ等に
リンク
URL▼

リンクタグ▼
歌詞タイトル 「真夜中ブック」
公開日 2008/01/22
ジャンル その他
カテゴリ その他
コメント とても、とても、小さな夢です、、。
souzouさんの情報













うたまっぷTOP作詞スクール歌詞検索自作歌詞愛ことば便アーティストクリップうたまっぷインディーズ俳句・川柳
お問い合わせ歌詞リクエスト登録リンクURL登録音楽関係リンクサイトについてプライバシーポリシー
うたまっぷ