|
|
|
堕ちる天使
|
作詞 silence |
|
雨の降り続く肌寒い夜 公園の片隅のベンチで
捨てられた猫のように 置き去りにされたお前を拾った
あふれる人ゴミの中でも いつも神経を尖らせて
失くした何かを取り戻すように 空を見上げてた
コンクリートの壁にもたれて
この街の冷たさを感じてる
堕ちる天使 眩いばかりの空の下
堕ちる天使 退屈が人を傷つける
すがるよな黒い瞳の
這いつくばる
傷だらけの天使
誰かの決めたルール 手垢にまみれたモラル
地下鉄のプラットホーム 押し潰した缶が宙に舞う
何ひとつ満たされることなく ツバを吐き捨て
ちょっと拗ねたように口唇を曲げて 瞳を落とした
胸を抉るようなことを云うくせに
頬が濡れて光ってる
堕ちる天使 眩いばかりの空の下
堕ちる天使 退屈が人を傷つける
すがるよな黒い瞳の
這いつくばる
傷だらけの天使
夢見る頃を過ぎれば ただ現実が横たわる
有刺鉄線の中で 他人の笑顔が妬ましい
「次に生まれて来る時は・・・」口にしたまま押し黙り
戸惑うばかりの俺に 突然口唇を押し当てた
誰のために初めて
悲しみを知ったのだろう?
堕ちる天使 眩いばかりの空の下
堕ちる天使 退屈が人を傷つける
すがるよな黒い瞳の
這いつくばる
傷だらけの天使
|
|
|