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心揺〜シンユウ〜
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作詞 簑簑 |
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泣かないで。
そんな綺麗な涙を
僕のためなんかに流さないで。
こんなにも僕は
ちっぽけで、ずるがしこい奴なのに・・・
みんなは本当の僕を知らずに
泣いてくれてるでしょう?
だからもう泣きやんで。
お願いだから。
いつも罪悪感でいっぱいだった。
こんなツクリモノの僕を
みんなはこれが本当の僕だと思って
毎日を共に過ごしてくれてるから。
もし、今僕が
心の底まで本当の僕になったなら
みんなは絶対僕から離れてくよ。
「こんな奴だとは思わなかった」ってね。
そんな場面。
リアルに見えてるから怖いんだ。
だから今でも言い出せないままなんだ。
だから本当の姿の自分になれないんだ。
「ごめんね」いきなり僕が口にした
この4文字の言葉たちは
みんなには
どう聞こえたのかなあ?
僕と同じように聞こえてたのかなあ?
ふいに
怖くなってうつむいた。
僕を心配そうに見つめる顔が
僕を取り囲んだ。
スローモーションで流れる
秒針の音が
僕たちを包んだ。
思わず溢れ出た涙。
僕の気持ちと同じ
しょっぱい味のこの涙に
これからの未来を
今までと変わらないものにして欲しい。という願いをせめて託した。
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