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青い瞳の少年
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作詞 soRa |
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「死にたい」
本気でそう思った瞬間
水色の光が差し込んだ
青い瞳の少年が
「助けてやろう」と微笑んだ
名も言わない聞きもしない
ただずっと僕の隣に座ってた
死の話を持ち込んだ
少年は空を見ながら
「死ぬ覚悟で生きろ」
「失くすものなんかないだろ」
僕に青い靴を差し出した
「またこれで歩き出せ」って
かっこつけて言ったけど
僕には本当に格好よく見えた
青い瞳の少年が
「そろそろ行くか」と微笑んだ
行き先は分からない
ただ僕の隣で歩いてた
死の話を持ち込んだ
彼は迷わず
「お前は無駄じゃない」
「辛さも一つのシアワセだ」
僕の手を強く握って
「ただ 前を見ろ」って
わずかに瞳が潤んでた
少年は格好よく消え去った
「ありがとう」
もう遅いかな?届かなくても構わない
右手にはまだ温もりがある
死の話を持ち込んだ
少年は空を見ながら
「死ぬ覚悟で生きろ」
「失くすものなんかないだろ」
僕は青い靴を空にかざした
「今度は一緒に履こうぜ」って
かっこつけて言ったけど
あの雲だけは笑っていた
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