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mail
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作詞 フラワー・ムーン |
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携帯を握りしめながら
待っていた。
ずっと待って
やっと光った。
あなたからの
一通のメールが届いたの。
「さよなら」なんて言葉が
書いてるなんて
思いもしなかったなんて言ったら
嘘になるね。
でもね、それでもね。
嬉しかったんだ。
あなたからのメールで光ってる。
でもね、やっぱりね。
あなたの本音を見るのは
こわかったよ。
もう光ることはない
私の携帯。
あなたと別れて
どれだけ経っただろう?
指で数えてみた。
今、何してるんだろう。
この広い空の下のどこかで。
今、誰の携帯が
あなたからのメールで光っているんだろう。
そんなことが、頭から離れないよ。
だって、だってね。
好きだからしょうがないよ。
だって、だってね。
そんな簡単に終わるなんて
思えないから、しょうがないよ。
ずっと待ってないフリをして
待っていたんだ。私。
だから、あの時の感動を
まだ覚えてるよ。
光ったんだ。
私の携帯がね
光ったんだ。
ビックリしたよ。
嬉しかったよ。
ほんの数行の文が
幸せにしてくれたんだ。
久しぶりなメールでの会話は、、、
「久しぶり。」
「元気にしてたの?」
「うん。元気さ。」
言いたいことは
いっぱいあったのにね。
ありきたりな言葉だらけだ。
けど、素直に嬉しいんだ。
その時に気づいたの。
やっぱり、私はまだ
あなたが好きだよ。
だって、あなたからのメールで
携帯が光ること・・・。
そんなチッポケなことが
こんなに幸せなんだもの。
他の誰かじゃない。
あなたからの言葉で
光ってほしいよ。
今日も一人
携帯を握りしめて
待ってる。
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