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貴方
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作詞 虹未 為 |
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小さな小さな 何か分からぬ様な時から
抱き上げは宥め 隣で安らげる歌を歌っていた
日は過ぎ去って 全てが変わり移ろうとしていた
どんな時でも 逸らさず包み込んでくれてた貴方へ
いつの日も 一番近い場所にあって
無くなるはずも無いのに 何かが離そうとしていく
今はただ 見つめることも出来なくて
ひらひらと舞い降りる この花は
貴方が好きだった 優しい色で
「あげようか?」 独り言 涙で口ずさんだ
居ないから・・・ 前が滲む
あの日のような 笑った日々に
心が連れ去られ・・・ 今も
泣き笑いした 明るく光るいつかの思い
なんとでも言えて 言えたのは貴方が近くに居たから
時は流れて 何もかもが変わっていった
どんな時でも いつでも笑っていた貴方の場所さえ
どんな日も 隣で座っていたのに
何処へ歩んだんですか? 分っている筈なんだけど
今はただ 見つめるしか出来なくて
淡々と日が照った この場所は
貴方が好きだった 綺麗な場所で
「また行こう」 掠れてる声を振り絞って
遅すぎて・・・ 歯を食いしばる
さらわれた日々の 扉の鍵は
あまりに硬すぎて・・・今も
過ぎ去った 日を見つめ
湖に 心の中を映して
描かれる あの顔に 分からないほどに 涙溢れて
ひらひらと舞い降りる この花は
貴方が好きだった 優しい色で
「あげようか?」 独り言 涙で口ずさんだ
居ないから・・・ 前が滲む
あの日のような 笑った日々に
心が連れ去られ・・・ 今も
貴方はそばにいて・・・ 今も
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