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寂しがり屋の一匹狼の話
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作詞 whisper |
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ある森に小柄な狼がいた
彼は馴れ合いが嫌いだった
彼は群れるのが嫌いだった
いつも孤立していた
だけど孤独ではなかった
いつだって周りには
彼のことを大好きな仲間がいて
優しい言葉をかけていて…
彼は、それが当たり前のことだと思っていた
でもある日
一匹狼はひょんなことから誤解をまねいた
彼の周りからは
仲間がどんどん減っていった
彼は弁解の仕方を知らなかった
だから何も言い返さずに
誤解されたままで
静かに去った、たった一匹で
狼は思った
「一人でいるのは慣れてる…」
けど…なんだろう
この塩っ辛いの…
寂しい?そんなわけないだろ
そんなわけない…
孤独になった一匹狼は
歩き続けた
行く当てもなく…
なんでこうなっちゃったんだろう?
こんなはずじゃなかったのに…
なんだよこの気持ち
ああそうか
寂しいってこういうのをいうんだな
うぬぼれてた
それに気づいた一匹狼を
満月だけが
優しく照らしていた…
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