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クライ、クロイセカイ。
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作詞 爾苑 |
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あたしのセカイは真っ暗
何も見えない 何も分からない
光なんて そんなものは幻想
あたしはここで生きる
真っ暗なセカイで
黒に侵食されていく
真っ白だったセカイが
黒く染まってゆく
助けて そう言って手を伸ばしてみたけれど
助けてくれる人なんていなかった
でもそれが 当たり前
靴には画鋲 机には落書き
泣きはしない
涙なんて 流し尽くした
涙なんて 枯れてしまった
いつからこうなってしまったのだろう
助けて 助けて 助けて
あたしの真っ暗なセカイに
差し込んだのは 一筋の光
幻想だと思ってた 夢だと思ってた
光なんて差し込まないと
そう 思ってた
そして 腕があたしを掴んだ
光のセカイに 連れて行ってくれようとしていた なのに
あたしは その手を振り払った
凍り付いた涙が 零れ落ちた
その涙は 再び暗くなってしまったセカイを
ほのかに 照らし出して
ダイヤモンドのように キラキラ光る涙
おかしいね ただの水なのに
ただ その涙が
あの人の心を映し出している様にしか
あたしには 思えなくて
その涙は あたしにこう言った
「僕が助けてあげる」
あの人はまだ近くにいるでしょうか
あたしの言葉が 聞こえるでしょうか
聞こえるならば 耳をすませて聞いてください
ありがとう
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