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此の上無い戯言。
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作詞 あゆみん |
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鈴虫の鳴く秋の夜長
吹き行く風は少し涼しくて身体中に染み渡る
私は貴方の事を思い浮かべ
疎ましいが涙を堪える事は困難で
生き行く明日と時を止めた昨日
然して彼の日の優しい笑顔を不図想い出して
矢張り涙は頬を伝わねば落ちる事は無いのだと
意味の無い滑稽な事を想うのです
貴方を浮かべずにしては
私は落ちる事も昇ることも無いのでしょう
貴方は何故泣くのでしょう
若しも罪悪感や同情だとしたら
其れ程残酷な事は無いでしょう
若しも苦しみや悲しみならば
私に困惑を与えます
良く解らない
然し 只の戯言です
私の愚かな妄想と馬鹿げた理想の塊
自嘲するに決まってる
寧ろ自嘲する為に公表して居るのでは無いか
そう云う風にすら想います
只、今は此の真夜中の風と鈴虫の声に
嗚呼、秋だなぁと染々感じて居るだけなのです
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