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久遠
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作詞 蒼龍 |
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午前六時 静かなニュースが聞こえる
また今日も 殺人を読み上げる声
街角に轟く 人々の悲鳴
一つの刃物が 幾つもの痛みを呼ぶ
初めて 産まれた頃のように
円らな瞳に戻れるとすれば
いつか感じた 優しい夢が待つ場所まで
争いのない 愛だけの世界へ導くよ
空の神様 この苦しみが見えますか?
記憶の片隅から 必死に助けを呼ぶ人々の声が
作り笑顔だけで 生きてきた 強いはずの自分さえ
崩れ落ちそうな 心はいつも泣いていて
弱さと強さの間に 大きな壁が見えたとき
遠い日の久遠 一人ぼっちの夜がくる
午前八時 声が蘇った街並みに
小さな雲から 涙が降り注ぐ
渇いた心が 想いを叫び続けるから
忙しい神様も 潤いを与えてくれる
この世の法則は 残酷すぎるね
ミサの祈りすら 悲鳴でしかない
ユートピアの 楽園が美しすぎるから
容を奏でる人々も ココロを見失ったみたいだよ
見えない神様 この傷痕が見えますか?
辿ってきた道程に 裏切られた人々の犠牲が
下を向いて 歩いてきた 方向音痴の自分さえ
悩みと痛みの種は いつでも真っ直ぐに伸びていて
笑顔と涙の間に 小さな隙間が見えたとき
風夜の久遠 作り話の明日がくる
午前六時 静かなニュースが聞こえる
また今日も 殺人を読み上げる声
赤で染まる 青いはずの地球
一つの欲が 幾つもの憎を呼ぶ
遠い日の久遠 一人ぼっちの夜がくると
思い出すんだ… 色鮮やかな季節のこと
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